※2020年初頭から県内はもとより、全国で世界中で新型コロナウイルス感染症の影響が続いています。県内経済をはじめとするあらゆる分野への打撃は大きく、知事公約に掲げたことの一部には今後見直しをする必要も考えられます。より安全で安心な島沖縄の実現を目指し、新たな課題にも真摯に取り組んで参ります。(2021年4月現在)
2018年知事公約
新時代沖縄の挑戦
アジア経済戦略
新たな振興計画の策定
アジアのダイナミズムを取り入れ、市場が認める沖縄の高い発展可能性を顕在化させ、「誇りある豊かさ」を実現するとの理念の下、日本経済を牽引する「新たな沖縄振興計画」を策定する。
1.物流
臨空・臨港型産業の集積を促進
国内を含め、アジア全体を市場とするパーツセンターやリペアセンター、セントラルキッチンなど、臨空・臨港型産業の集積を促進します。
那覇軍港、自衛隊駐屯地及び那覇港エリア等の活用による国際物流機能の拡充
空港や港湾との貨物搬送路やロジスティクスセンター、医薬品等の特殊貨物に対応可能な施設等の整備、RORO船による高速Sea&Air等の実現に取り組み、国際物流拠点としての沖縄の強みを拡充します。那覇軍港、自衛隊駐屯地及び那覇港エリア等を活用した用地拡張を検討します。
2.航空関連産業クラスターの形成
那覇空港に航空機整備拠点を構築し、航空産業クラスターを形成します。
日本経済をけん引する
3.観光
インバウンド促進の情報通信環境整備
Wi-Fi をはじめとする公衆無線LAN等が県内どこでも利用できる環境整備に取り組みます。
外国人観光客対応の観光人材育成
企業が行う語学研修等への支援を実施するとともに、外国語で観光案内することができる沖縄特例通訳案内士を育成します。
東洋のカリブ海構想の推進
「東洋のカリブ海構想」を強力に推進します。国内外クルーズ船の寄港、拠点化、母港化への整備をすすめます。
4.アジア有数の国際情報通信拠点“スマートハブ”の形成
沖縄IT 産業戦略センターによるAI、I o Tを活用し、Society 5.0に対応した情報通信産業を推進します。観光、医療、農業など他産業と連携し、ビジネスの創出を促します。
アジアへ、世界へ、力強く。
5.先端医療・健康・バイオ産業
国際医療拠点の形成に向け、健康医療分野の育成、世界最先端の高度医療機能の導入を推進します。医療機器、医薬品等の開発、医療産業クラスターの構築を目指します。
6.クリーンエネルギーの推進
再生可能エネルギーの拡大を目指し、宮古島や来間島で実証事業を展開している「スマートエネルギーアイランド基盤構築事業」や、海洋再生可能エネルギーの展開を目指す久米島の海洋深層水研究所における取り組みを強化します。
7.貿易コンシェルジュの設置
県内各所に「貿易コンシェルジュ」を設置し、県産品の輸出にとりくむ企業の手続きを支援します。
8.アジアにおけるビジネス・ネットワーク拠点の構築
県内企業のアジア展開を促進するため、現地での情報収集や情報発信、人脈の形成などをサポートするビジネス・ネットワーク拠点を構築します。
9.規制緩和、制度改革
県内産業の競争力を強化するとともにアジアにおけるビジネスの拠点をめざし、国家戦略特区等を活用した規制緩和や制度改革に取り組みます。
ヒト、モノ、情報が集積する拠点に
10.大型MICE施設
地域のブランドを高め、高い経済効果とビジネスの創造が期待される大型MICE施設建設を推進します。周辺地域への投資の促進、高付加価値の観光開発に取り組みます。
11.キャッシュレスの推進
キャッシュレス化を推進し、外国人観光客の消費拡大をはかります。
12.サンライズベルト構想
東海岸地域の地域資源を活かしながら、大型MICE施設を核とした賑わいを東海岸一帯につなげていきます。「サンライズベルト構想」を策定し、堅固な県土構造を構築します。
13.鉄軌道の導入
沖縄県における南北骨格軸を形成する新たな公共交通システムを整備します。
14.海洋産業の推進
海洋島しょ県沖縄の強みである海洋資源の開発と利用を促進し、関連する「海洋産業」を振興します。