【動画】日本外国特派員協会にて記者会見

去る8月7日、日本外国特派員協会にて記者会見と質疑応答を行いました。

冒頭では現在の沖縄県における過重な米軍基地負担による現状、起因する事件・事故・騒音・汚染水の問題等について述べ、6月以降発覚した米軍人による一連の性的暴行事件について、政府や地元警察からの県への情報共有の遅れなどの対応について触れました。

被害者等のプライバシー保護の大前提のうえで県民への注意喚起の必要性、今後このような事件が起こらないよう米軍への再発防止に向けた取り組みの徹底など協力して対処すべきであると訴えました。

スピーチ終盤のまとめの挨拶では、

日米安全保障体制の必要性を私は理解している立場であること、しかしながら、在日米軍兵力の沖縄県への過剰な集中・負担は日本全国の中で明らかに不公平であり、沖縄県内の米軍基地の更なる返還、整理縮小が必要であること、また、アジア太平洋地域の平和と安定を図り、沖縄県の持続的発展を果たすためには軍事力による抑止だけでは不十分であり、アジア太平洋地域における関係国等による平和的な外交や対話を通じた緊張緩和と信頼醸成がこれまで以上に必要である、などと理解を求めました。

沖縄県は、住民を巻き込んだ苛烈な地上戦の経験を有しています。

このような悲惨な戦争の経験がある沖縄県として、平和を求め続ける「沖縄のこころ」を発信し、日本、アジア太平洋地域との交流や信頼関係の構築など積極的な役割を担っていきたいと考えています。

知事スピーチ全文は下記リンクよりご覧ください。